桜が見頃となっているびわこ文化公園(大津市瀬田南大萱町)でこのほど、お茶たて体験を楽しむ催しが開かれた。訪れた人は春のうららかな日本庭園を眺めながら、薄茶を味わった。
茶道になじみの無い人にも肩肘を張らず楽しんでもらおうと、園の茶室夕照庵が季節ごとに開いている。参加者は甘い花見だんごを堪能した後、懐紙の扱いや器の持ち方、お茶のたて方などをスタッフから学んだ。
大津市から訪れた石原芙紀さん(46)は「プレッシャー無く気軽に楽しめた。礼儀作法にはそれぞれ理由があって興味深い」と話していた。園内では日本庭園「夕照の庭」などで桜が見頃を迎え、市民らがそぞろ歩きを楽しんでいた。