U.S.M.Holdings 2月期決算は営業・経常増益

4月9日にユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(東京都)が発表した2024年2月期決算(連結2023年3月1日~2024年2月29日)は、営業収益が前期比0.3%減の7,066億5,700万円、営業利益が8.2%増の69億700万円、経常利益が6.0%増の69億2,900万円、当期純利益は24.6%減の10億800万円となった。

主要連結子会社の営業収益は、マルエツで3.8%増の3,901億3,800万円、カスミで5.2%減の2,698億9,100万円、マックスバリュ関東で4.0%増の451億8,300万円を計上。グループ全体では、売上総利益率が前期に比較して0.4ポイント改善して営業総利益は1.0%増となったが、販管費については0.7%増と前年を上回った。

連結会計年度は、マルエツとマックスバリュ関東では来店客数と客単価が回復。営業収益、売上総利益をはじめとした数値の改善により増収増益を達成した。一方、カスミは、2023年7月から新たなカードを発行し、顧客ごとの嗜好やニーズに合わせ細やかな買物特典を提供するとともに、現金支払いの顧客にもデジタル体験とサービスを提供することを目指して新たな取り組みを開始。初動において浸透期間を要したことが営業収益に影響して5.2%減となり、減収が減益につながった。

2025年2月期の連結業績予想については、営業収益で5.4%増の7,451億円、営業利益で23.1%増の85億円、経常利益で21.9%増の84億5,000万円とし、大幅な回復を見込んだ。

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