EL大敗リバプールは「リーグ戦に集中すべき」 クラブOBは第2戦に二軍メンバー出場を進言

リバプールのファンダイク(ロイター)

欧州リーグ(EL)準々決勝第1戦(11日=日本時間12日)でリバプール(イングランド)は本拠地でアタランタ(イタリア)に0―3で完敗した。英紙「スタンダード」は「悪夢の大敗、欧州リーグの夢は断たれる」と絶望的な状況に陥ったと伝えた。

この敗戦にリバプールOBで元イングランド代表DFジェイミー・キャラガー氏(46)は自身のX(旧ツイッター)を更新し「これほど、ひどい敗北を喫した唯一の慰めはユルゲン(クロップ監督)が(アウェーの)第2戦(18日=同19日)で二軍のフルメンバーを出場させて(プレミア)リーグ戦に全力を尽くすことだ!」と進言した。

リバプールは首位アーセナルと勝ち点71で並ぶも得失点差で2位。勝ち点70で3位マンチェスター・シティーを含めて残り7試合で3強が激しくタイトルを争っている。同時進行で戦うELの4強入りが厳しい状況になったいま、遠藤航ら主力選手たちのコンディションを整える意味でも、EL制覇をあきらめて、V争いを繰り広げるリーグに集中することを求めた格好だ。

リバプールの主将でオランダ代表DFフィルジル・ファンダイクは「明日から結果を出すためにスイッチを入れ直さなければならない」と語った一方で「信念がなければ(第2戦が行われる)イタリアにいく意味はない」とコメントしたが、指揮官はどんな決断を下すのか。

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