名古屋で「晴れ風」「免疫ケアヨーグルト」PR キリンビール・小岩井乳業

快晴となった3月最後の名古屋の週末、キリンビールと小岩井乳業がそれぞれ新商品PRイベントを開催した。キリンビール中部圏統括本部は3月30日・31日、KITTE名古屋で「キリンビール 晴れ風 発売前イベント」を実施。小岩井乳業中部支店は30日、イオンモール名古屋ノリタケガーデンで「小岩井 免疫ケアヨーグルト」発売記念・サンプリングイベントを執り行った。

4月2日発売の新ビール「晴れ風」は、キリンビールが17年ぶりに投入したスタンダードビールの新ブランド。ビールとしての飲みごたえと飲みやすさの両立を目指して開発。「一番搾り」に次ぐ柱として育成を目指すとしている。

発売前イベントは東京、大阪との同時開催。名古屋会場でも、新商品をデザインした巨大ビール缶やCMキャラクター(内村光良さん、天海祐希さん、今田美桜さん、目黒蓮さん)のビジュアル写真などが掲げられ、SNSへの投稿など企画参加者には商品サンプルや限定ステッカーをプレゼント。特に、目黒さんのパネル写真と2ショット撮影する女性ファンの姿が目立った。名古屋では2日間で計6千480本のサンプルを配布した。

免疫ケアの大切さをアピール(小岩井乳業中部支店)

一方、3月5日発売の「小岩井 免疫ケアヨーグルト」は、キリンの独自素材「プラズマ乳酸菌」を1千億個含有する機能性表示食品のヨーグルト商品。ユーザーの食シーンや気分に合わせて選べるように、「甘さすっきり」「低脂肪」「砂糖不使用」「のむタイプ」など全9種をラインアップ。30~50代女性をメーンターゲットに据える。

今回のイベントは「免疫ケアを国民の・愛知県民の健康習慣に」をスローガンに、新生活が始まり環境変化で体調を崩しやすい春先に合わせ、免疫ケアの大切さを知ってもらうことと新商品をPRすることが狙い。

会場では、免疫セルフチェック体験ならびにサンプリングを実施。サンプルは「甘さすっきり」「低脂肪」「砂糖不使用」の3種(各100g)を用意。週末のショッピングモールでの開催とあって、多くの家族連れが参加。また、モール内のSMの売場とも連動企画を展開した。

同社中部支店・有吉健太郎支店長によると、今期(24年12月期)の足元の業況は1~3月累計で前年比二ケタ増。1~2月も順調に推移したが、3月に入って「小岩井 免疫ケアヨーグルト」の発売が大きく寄与したという。

「小岩井 免疫ケアヨーグルト」は流通からの支持も厚く、初回3日間で年初の月間予算の8割に迫る出荷数量を記録。3月下旬時点で前年対比2倍以上の出荷数量(前身の商品と比較して)となっている。新規採用も進み、チラシやマネキンなど流通各社でも積極的に販促企画を立ててくれているとのこと。トライアル獲得を最優先に、消費者への認知向上を目指す。

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