さらに1人増えることになりそうだ。NHKから国民を守る党の立花孝志党首は12日、国会内で会見し、衆院東京15区補選(16日告示、28日投開票)に同党から候補者を擁立する方針を示し、弁護士の福永活也氏に打診していることを明かした。
立花氏はみんなでつくる党(旧政治家女子48党)の代表権争いで先月、大津綾香氏に一審敗訴し、控訴中。国政政党のメリットが生かせないことから衆院補選は見送り、7月の都知事選に30人擁立や来年の参院選に注力するとしていた。
ところが、衆院補選で特に15区は候補者乱立で注目度が高いことや、同党には参院議員が2人所属し、大手紙やテレビが国政政党に準じる扱いになる見込みから「都知事選に30人出すなら補選にも1人出すべき。(告示は16日の)火曜日17時までですので、月曜日までに決めたい」と急きょ、同党から候補者を擁立するとした。
福永氏は弁護士で、ネット上で誹謗中傷を受けていた実業家の堀江貴文氏や〝青年革命家〟のゆたぼんらが法的措置を取った際に代理人を務めていた。
立花氏からの出馬打診を受け、福永氏はXに「東京15区の補選に立候補して欲しいって言われたんですが、どうすべきでしょう? 僕、4/16―19が九州で、4/20―5/30までエベレストで何の活動もできないんですが、あとはこっちでやっておきますって笑」と出馬すべきか否かで、13日締め切りでアンケートをポストした。福永氏が出馬しない場合でも他の候補を擁立するという。
15区補選にはこれまで、立憲民主党の酒井菜摘氏、日本維新の会の金沢結衣氏、参政党の吉川里奈氏、日本保守党の飯山陽氏、つばさの党の根本良輔氏、元衆院議員で無所属の秋元司氏、参院議員の須藤元気氏、乙武洋匡氏の8人が出馬を表明している。