京都府亀岡市の市社会福祉協議会は、地震や水害時に開設する災害ボランティアセンターに関して、市仏教会と協力協定を結んだ。今後、センターが開く研修会やイベントに参加してもらうなど、平時から顔の見える関係づくりを進める。
協定内容は、被災者を支援するボランティア活動への参加をはじめ、センター運営への人員派遣や資機材の貸与などの協力。
3月19日に余部町のふれあいプラザで、市社協の木村好孝会長と市仏教会の満林晃典会長が協定書に調印した。木村会長は「自助と公助の間を埋める共助の災害ボランティアセンターに協力してもらえるのは心強い」と感謝した。
満林会長は、古くから同じ土地に立つ寺院は被災しにくい場所にあるともいえるとし、災害時に支援に回ることができる可能性が高いと指摘。「被災者の不安を和らげたり、ボーイスカウトの経験や防災士の資格を持っていたり、さまざまな役に立つことができる人材がいる」と貢献に意欲を示した。
市社協と市内団体との同様の協定は、亀岡青年会議所に続いて2例目。