ジョン・ボン・ジョヴィ、最新ドキュメンタリーやマイケル・ジャクソンの想い出を語る

Jon Bon Jovi - Photo: Emma McIntyre/Getty Images for The Recording Academy

2024年6月7日にニュー・アルバム『Forever』をリリースするボン・ジョヴィ(Bon Jovi)のフロントマン、ジョン・ボン・ジョヴィが、ジミー・キンメルが司会を務める米人気TV番組“Jimmy Kimmel Live!”にトーク・ゲストとして登場し、バンドの40年間のキャリアを振り返る新作ドキュメンタリー・シリーズ『Thank You, Goodnight: The Bon Jovi Story』やブルース・スプリングスティーンとの関係、マイケル・ジャクソンと東京で遭遇した時の秘蔵エピソードなどについて語った。 

40年前、ラジオ局への売り込み

ジミー・キンメルとジョン・ボン・ジョヴィは、1984年にリリースしたバンドの最初のヒット曲である「Runaway」と、当時の彼がどのようにこの曲をラジオ局に持ち込んだかについて語り始めた。

「音楽業界で最も情熱的なのはラジオDJなんだ。なぜって、ラジオDJは一人マイクの前で、誰とも知れない人々(リスナー)に向かって音楽の福音を説いているからね。あの当時、ラジオDJは本当に影響力のある存在で、僕は“Runaway”をカセットにして手当たり次第に送っていたんだけど、何の反応も得られなかった。そんな中、“あの人は誰だったろう?DJだ”…と思い立った。その局はとても新しくて、受付係もいなかった。文字通り僕がDJブースの窓をノックしたら、彼は“シーッ(静かに)”と言った。番組が終わって出てきた彼は“Runaway”を聴いて、ヒット曲になるよと言ってくれたんだ。僕は“知ってるさ”と答えたよ」

スプリングスティーンとの関係やマイケル・ジャクソンの想い出

ボン・ジョヴィはブルース・スプリングスティーンとの現在の関係について次のように語っている。

「最近は、なるべく一緒に時間を過ごすようにしているんだ。よく知られている話だけど、僕らはドライブに出かける。ラジオもつけず、スマホも持たず、二人だけで100マイル(160km)くらいドライブするんだ。ドアをロックして、ドライブしながら話をするんだ。最初の5、6、7回は、“神様、警官に車を停めてもらえたらいいのに、いいマグショットができるはずさ”って言っていたよ(笑)」

また、ジョン・ボン・ジョヴィは新作ドキュメンタリーについても言及し、「僕らは楽しい時間を過ごしてきたよ。ロックバンドをやってきたからね」と語った。その他にも、たまたまマイケル・ジャクソンと同時期に東京に滞在していた時の秘蔵エピソードとして、マイケルを彼らのホテルの部屋に招いたが、本人は現れず、代わりにチンパンジーのバブルスが遊びにきたことなどを明かしている。

今年、バンド結成40周年を迎えるボン・ジョヴィは、6月7日にリリース予定のニュー・アルバム『Forever』、そしてアメリカではHuluで、イギリスではDisney+で4月26日に配信開始となるHulu製作のドキュメンタリー・シリーズ『Thank You, Goodnight: The Bon Jovi Story』でこのアニバーサリー・イヤーを祝う予定だ。

Written By Will Schube

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