ケンドリック・ラマー、『サウスパーク』制作陣と組んだ実写コメディ映画の公開日決定

すでに【ピューリッツァー賞】と17の【グラミー賞】を受賞しているケンドリック・ラマーだが、近い将来いくつかの映画賞も加わるかもしれない。【シネマコン】の最終日だった現地時間2024年4月11日、パラマウント・ピクチャーズが、ラマーとアニメ・シリーズ『サウスパーク』のクリエイターであるマット・ストーンとトレイ・パーカーによる新作実写コメディが間もなく撮影を開始されると発表し、公開日も明らかにした。

米ハリウッド・リポーターによると、パラマウントの映画チーフ、ブライアン・ロビンスは、「“サウスパーク”のクリエイター、マット・ストーンとトレイ・パーカーによる(コメディ)作品の製作をこの夏に開始することを発表できて興奮している。この脚本は、我々がこれまで読んだ中で最も面白く、独創的な脚本であり、2025年7月4日に劇場公開される時には、いくつかの花火が上がることは間違いない」とコメントしている。

ラマーは、【グラミー賞】受賞者のデイヴ・フリーと共に、二人が2020年に設立した音楽と映像メディアを専門とする総合コミュニケーション会社pgLangを通じてこの映画をプロデュースする。【エミー賞】受賞者のストーンとパーカーは、二人が2012年に設立したメディア・エンターテイメント会社パーク・カウンティーを通じてプロデュースする。

1993年の『カンニバル!THE MUSICAL』以来、ミュージカルに手を出してきたストーンとパーカーは、現在『サウスパーク』シーズン27の放送開始を控えている。一方、ラマーにとってこの数か月は特に活発な時期だった。

今年3月、ラマーはフューチャーとメトロ・ブーミンと組み、米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”の首位を獲得した「Like That」で、同じく“ブログ時代”のスーパースターであるドレイクとJ.コールを攻撃する激しいバースを披露した。この音楽バトルはそれ以来世間の注目を浴び、J.コールはアンサーして(「7 Minute Drill」)すぐに撤回したが、ドレイクはラマーの批判に対するアンサーを出していない。

ラマーは米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で4作連続首位を獲得し、Hot 100ではシングル「HUMBLE.」(1週)、「Bad Blood」(テイラー・スウィフトとのコラボ、1週)、「Like That」(2週)の1位を含む72作という驚異的なチャート入り記録を誇っている。彼が参加するコメディ映画関連では、過去に『サウスパーク/無修正映画版』のサウンドトラックが1999年7月24日付のBillboard 200で28位を記録した。

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