ヌートバーが故障者リストから復帰 Dバックス3連戦から出場へ

日本時間4月12日、カージナルスは西地区の球団との6連戦に出発するのに先駆けて、ラーズ・ヌートバーを10日間の故障者リストから復帰させた。ヌートバーは3月上旬に左側の肋骨を2本骨折し、調整が遅れていたが、マイナーで6試合のリハビリ出場を済ませ、チームの開幕14試合目から戻ってくることになった。米公式サイト「MLB.com」でカージナルスを担当するジョン・デントン記者によると、ヌートバーは正左翼手としての起用が予定されており、日本時間4月13日のダイヤモンドバックス戦にスタメン出場する見込みだ。

現在26歳のヌートバーは昨年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で侍ジャパンの一員として活躍し、日本での知名度が大幅にアップ。メジャー3年目の昨季は3度の故障者リスト入りがあったものの、自己最多の117試合に出場して初の規定打席到達を果たし、打率.261、14本塁打、46打点、11盗塁、OPS.785をマークした。今季開幕後、リハビリを兼ねてマイナーAA級で1試合、AAA級で5試合に出場。合計21打数4安打(打率.190)と結果は出なかったが、メジャーの試合に復帰する準備が整ったとの判断に至った。

カージナルスは外野手が人員余剰気味になっていたため、オフシーズンのあいだにトレードでタイラー・オニールをレッドソックス、リッチー・パラシオスをレイズへ放出。ところが、左翼と中堅のレギュラーに予定されていたヌートバーとトミー・エドマンが故障で出遅れただけでなく、外野4番手の予定だったディラン・カールソンも故障してしまい、一転して外野手が不足する事態に。今季ここまではユーティリティ・プレーヤーのブレンダン・ドノバンを正左翼手、俊足の有望株ビクター・スコット2世を正中堅手に起用していた。

ドノバンはここまで12試合に出場して打率.256、2本塁打(チーム3位タイ)、8打点(同1位タイ)、出塁率.396(同1位)、OPS.885(同2位)を記録。ヌートバーの復帰により、カージナルスはドノバンを本来のユーティリティ・プレーヤーとして起用できるようになるため、内外野の選手層に厚みが増す。ダイヤモンドバックス3連戦はブランドン・ファート、ライン・ネルソン、ザック・ギャレンと右腕との対戦が続くため、ヌートバーは3試合ともスタメンに名を連ねることになるだろう。

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