結婚式や披露宴、町内で行うと祝い金最大50万円 葛巻町が支給

 葛巻町は、新婚夫婦が町内で結婚式や披露宴を行う場合に最大50万円を支給する事業を始めた。少子化が進む中、結婚の機運を高め、地域経済の活性化にもつなげる狙い。町によると全国的にも珍しい。

 「ウェディング祝い金交付事業」と銘打ち、各種支援策と連動して結婚生活を支える。

 町内事業者を利用し、結婚式と披露宴を行う場合は50万円(町外30万円)、結婚式のみは30万円(同20万円)、披露宴のみは10万円(同5万円)。記念写真のみでも10万円(同5万円)を贈る。10万円分は「くずまき商品券」、10万円を超える分は現金で渡す。事業費は150万円と見込む。過疎債を活用する。

 条件は▽婚姻届提出時に夫婦のどちらかが45歳未満、ともに町内に住所がある▽町に1年以上定住する意思がある―など。届け出日または結婚式などの実施日から1年以内に町いらっしゃい葛巻推進課に申請する。

© 株式会社岩手日報社