曙さん死去で名前が急浮上「結婚寸前で破局」の女性タレント、本誌に語っていたもうひとりの「ハワイ力士」との関係

1997年の夏場所で優勝し、一夜明けて会見した曙さん

4月11日に、各メディアで一斉に報じられた第64代横綱「曙」こと、曙太郎さん死去のニュース。報道を受けて、Xには、生前の曙さんと関わりのあった元力士、プロレスラー、関係者などが、曙さんを偲ぶポストを次々とポストした。

一般のユーザーたちも思い思いに曙さんのことをポストするなか、複数の人から、懐かしい女性タレントの名前があがった。1994年ころから1997年にかけて曙さんと交際、その後の婚約破棄騒動で世間を賑わせた、相原勇の名前だ。

Xには、

《そう言えば 曙で思い出すのは 相原勇》

《ずっと我慢してて言いたかったけど。我慢できずに言いますけど、曙と言えば相原勇しか思い出さないんだよ》

《曙が亡くなったのか…一時代を築いた横綱だったなあ。相原勇をセットで思い出します》

など、相原の名前が複数、書き込まれた。芸能ライターが語る。

「相原勇さんは、1986年に本名の小原靖子でアイドルとしてデビュー。事務所が倒産するなど苦境を味わいましたが、1989年に相原勇と改名、『三宅裕司のイカすバンド天国』(TBS系)の司会に抜擢されブレイクしました。1993年からはミュージカル『ピーターパン』の主役を務め、女優としても活躍。ショートカットでボーイッシュな、元気な女の子というイメージで人気を博しました。

1994年ころから曙さんと交際を始めていた相原さんは、1996年2月に会見を開いて交際宣言。曙さんは『彼女のすべてが好き』、相原さんも『(結婚したら)仕事はやめます』と語るなど、結婚に向かって進んでいました。

ところが、1997年の夏場所で2年ぶりに優勝した曙さんが、一方的に破局を宣言。相原さんは曙さんから直接別れを告げられず、曙さんの代理人を名乗る人物から『横綱のことは忘れてください。結婚はなかったことにしてください』と言われたそうです。これが当時、世間を賑わせた2人の『婚約破棄騒動』です」

それから20年後の2017年、2人はTBS系のバラエティ番組『今夜解禁!ザ・因縁』に出演。1997年の婚約破棄騒動以来、20年ぶりに顔を合わせ、破局の真相を語っている。7年前から闘病生活を送っていたとされる曙さんが、闘病に入る前のタイミングだった。

「番組では、なぜ、きちんと別れを告げてくれなかったのか? と問う相原さんに、曙さんは困惑気味に『言っていいの? 言っていいの?』と確認したうえで、『俺は、別れたと伝えたつもりだよ。俺が相撲取れないとき、結婚ばっかり迫られて、なんで励ましてくれないの? とりあえず結婚を置いといて、がんばりましょうと、何でいえないの。そこで気持ちが切れた』と真相を激白。番組スタッフのひとことに怒った曙さんが、途中退席をする場面もありましたが、最後は、お互いが納得する形で終わっていました」

その後、相原は2001年にアイルランド人の画商との結婚、離婚を経て、2013年にハワイ在住の一般人男性と再婚。曙さんもハワイ出身ということで、何かとハワイとは不思議な縁があるようだ。2019年5月には、ハワイに住みつつ、本誌の取材に

「ハワイ語には『オハナ』という言葉があります。血がつながっていなくても『家族』という意味。人のつながりの温かさがこの島の魅力です。小錦関とはいまでも仲がよくて、私のことを『オハナ』だと言ってくれます」

と、もうひとりの「ハワイ出身力士」との関係を語っていた。かつて結婚寸前までいった曙さんの死去に、相原は何を思うだろうか――。

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