ボクシング世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(31=大橋)の共同プロモーターを務めるトップランク社のボブ・アラム最高経営責任者(CEO)が改めて〝モンスター〟を絶賛したと、専門メディア「SBNATION」が報じた。
井上は5月6日に東京ドームでWBC同級1位のルイス・ネリ(29=メキシコ)と初防衛戦に臨む。アラム氏は「私が見ているものは恐ろしいのです。彼(井上)は本当に良い対戦相手を圧倒します。あのサイズのファイターが井上のようなパフォーマンスをするのを見たことがありません」と語り〝唯一無二〟の存在と絶賛した。
さらにボクシング界の重鎮は「おそらくサルバトーレ・サンチェス(1983年没、享年23、メキシコ)には才能があったかもしれないが、すべての試合にKOで勝ったわけではない。井上は戦いに参加し、ノックアウトする。私たちが見ている才能は本当に特別だ。野球にとって大谷(翔平=29、ドジャース)が特別であるようにボクシング界にとってスペシャルなんだ」という。
挑戦者のネリは先日に専門メディア「ボクシング・シーン」のインタビューに応じ、井上戦に向けて「過大評価」「自信過剰」などと発言していたが、アラム氏は「井上最強」を疑っていないようだ。