コンディション不良で3軍調整している広島東洋カープのドラフト1位常広羽也斗が、来週にもシート打撃で登板する見通しとなった。打者相手に投球するのはプロ入り後初。12日、廿日市市の大野屋内総合練習場で調整し、「打者相手じゃないと、分からないこともある。新たな課題も出ると思う」と見据えた。
11日に同練習場のブルペンでプロ入り最多という70球を投じた。「技術的にはまだまだだけど、体の調子はマックスに近くなってきている」と説明。この日は、ダッシュやノックなどで汗を流した。
実戦デビューのめどを「5月中」と見込む。「まずは2軍で課題をつぶし、不安なく打者と勝負できる状態で(1軍に)上がれるように、まず2軍でちゃんとやっていきたい」と慎重に歩を進めていく。