コストコに行かなくても商品が買える場所が増加中 自動販売機も登場 「再販」ビジネスが熱い!

会員制の大型スーパー「コストコ」。その人気商品を、コストコに行かなくても買うことができる場所がいま増えています。自動販売機も登場しました。

前田愛奈記者:「バスターミナルにパンの自動販売機があります。朝ごはんにちょうど良さそうです」。

札幌市豊平区の福住バスターミナルに12日から登場した自動販売機、その名も「コスぽち」。ここで売られているベーグルやマフィンは、全てコストコのパンなんです。コストコと言えば…。

前田記者:「コストコ開店直後にも関わらず、お客さんが続々と入っていきます、コストコにぎわっていますね」。

大容量で低価格な商品が人気の会員制大型スーパー。アメリカ発祥で現在、道内には札幌市清田区と石狩市の2店舗があります。

利用客:「冷凍したりおいしから、ついつい食べちゃう。遊びに来ている感覚なので、中の物を見ているだけで面白い」。

利用客:「物によっては結構安いのがあって、1回でいっぱい買えるので便利」。

函館から買い付け:「毎日来ています。函館にコストコを届けたいという気持ちでやらせていただいている」。

こちらの男性のように、コストコ商品を別な店で販売する、いわゆる「再販店」が、いま道内各地で増えているんです。

前田記者:「いつもなら大容量なんですが、1つだと便利ですね」。

福住バスターミナルの自動販売機で売られているのも、コストコの再販商品。販売開始わずか2時間で、およそ30個ほどのパンが売れていました。

利用客:「(コストコの商品を買うのは)3~4年ぶりですね。懐かしいなあ。おいしくいただきたいと思います」。

利用客:「通学路なので、毎朝ここで買ってごはんにしようかなと思っています。(Q.全部コンプリートできそうですね?)コンプリートします、絶対」。

通勤・通学の時間帯を狙い、パンは夜中のうちに毎日補充されるそうです。

ハシエンダインターナショナル・氷室信康社長:「自販機はおそらく全国でも初めて。(コストコは)会員じゃないと買えないし、距離も遠かったり車を持っていないと行けないという声もあったので、自動販売機で気軽に買えるようにした」。

前田記者:「あ、冷蔵の棚もあるんですね。あー、人気のハイローラーもあります、3分の1サイズです。人気のヨーグルトもばら売りです」。

札幌市西区のカフェでも、去年9月からコストコの再販商品を販売しています。食料品から生活用品までおよそ130種類が取り揃えられています。

Rain Miyanosawa・高橋祥大店長:「コストコに伺った時に『再販しませんか』とお話をいただいて、パン目当てでたくさんのお客さんがいらっしゃいますが、(1日)50人くらいはいらっしゃっているんじゃないですかね」。

札幌圏だけではありません。苫小牧にも、今年2月にコストコの再販店がオープン。特に小分けにした商品が人気を集めています。

利用客:「札幌のコストコに行って食べた物がおいしかったので、またなくなったときに手軽に食べられたらいいなと思って」。

実はこのお店、防災設備の保守点検などを行う会社が運営しているんです。

防災工業トマコマイ店・渡邊愛子店長:「コストコの商品は人気があるので、地域の方にもう少し身近に保存できる食材を買ってもらいたいなということで始めた」。

毎週2回、札幌のコストコに行って再販用の商品を買い出ししていると言います。

渡邊店長:「今後もいままで以上に、来てくれたお客さんの要望を聞きながら、少しずつ扱う商品も増やしていこうと思っています」。

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