精神障害者割引 千葉県内鉄道でも導入の動き

精神障害者割引 千葉県内鉄道でも導入の動き

 精神障害者を対象とした割引制度を導入する動きが、千葉県内の鉄道事業者で広がっています。

 精神障害者への割引制度を2024年6月から導入するのは、京成電鉄と新京成電鉄、それに北総鉄道の京成グループ3社です。

 3社はいずれも、精神障害者保健福祉手帳の1級から3級を持つ人とその介護者を対象に、普通乗車券の料金を半額に割り引きます。

 また、今後、手帳に旅客運賃の減額欄が設けられることを踏まえ、2025年4月からは、減額欄の記載が、「第1種」または「第2種」の人を対象に、同様の割引を適用するほか、ICカードも割引の対象になるということです。

 一方、JR東日本でも2025年4月から、第1種の精神障害者と介護者が一緒に乗車する場合と、第1種または第2種の精神障害者が単独で片道の営業距離、100キロを超す区間を乗車する場合などに、半額割引を行うことにしています。

 国土交通省によりますと、身体・知的障害者の割引制度がほとんどの鉄道会社で導入されている一方、精神障害者の割引は導入が進んでおらず、国土交通省は障害者団体などからの要望を踏まえて、鉄道事業者に導入を働きかけていました。

© 千葉テレビ放送株式会社