『アシスタント』監督&ジュリア・ガーナーが再タッグ 『ロイヤルホテル』7月26日公開決定

ジュリア・ガーナーが主演を務めたキティ・グリーン監督作『The Royal Hotel(原題)』が、『ロイヤルホテル』の邦題で7月26日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて全国公開されることが決定した。

本作は、オーストラリアの荒野にたたずむ「ロイヤルホテル」という名のさびれたパブを舞台に、ワーキングホリデーに来た女性2人に襲い掛かる悪夢を描いた“フェミニストスリラー”。

グリーン監督は、本作の舞台にもなったオーストラリア・メルボルン出身で、ドキュメンタリー監督としてデビュー。『ジョンベネ殺害事件の謎』などを手がけ、2017年に巻き起こった「#MeToo運動」をきっかけに職場におけるハラスメント問題を題材にした『アシスタント』で初の劇映画作品を作り上げた。

劇中に登場するパブ「ロイヤルホテル」は、オーストラリアに実在するパブがモデルとなっており、2016年には『Hotel Coolgardie(原題)』としてドキュメンタリー映画化もされている。このドキュメンタリーでは、ノルウェーの女性バックパッカー2人が住み込みで働く中でハラスメントを受ける様子が詳細に記録されている。

グリーン監督は審査員を務めたある映画祭でこのドキュメンタリー映画を目にしてインスピレーションを受け、『アシスタント』で主演を務めたガーナーやスタッフらと再タッグを組んで本作を作り上げた。今回も再び、職場でのパワハラ、性的虐待を題材として扱っている。

あわせて公開された日本版ティザーポスターでは、ガーナー演じるハンナと、ジェシカ・ヘンウィック演じるリブがアルバイトをすることになるロイヤルホテルという名のパブにたどり着き、異様な雰囲気が漂う店に戸惑う場面が描かれている。

また、場面写真では、ロイヤルホテルを背景に、額から血を流すハンナと険しい表情のリブが佇む様子が切り取られている。

(文=リアルサウンド編集部)

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