「全く輝けなかった」「失望」遠藤航を対戦国メディアが酷評。一方で「難しい夜に重要と裏付けた」との声も

チーム全体にとって痛恨の黒星だった。遠藤航の評価も厳しくなって不思議ではない。

遠藤が所属するリバプールは4月11日、ヨーロッパリーグ準々決勝第1レグでアタランタに0-3で敗れた。本拠地アンフィールドで3失点しての負けは、リバプール陣営とファンに衝撃だろう。

中盤3枚のアンカーで先発出場した遠藤は、ボールをロストしてアタランタにカウンターを許す場面もあった。2点ビハインドの76分、得点をあげるために投入されたディオゴ・ジョッタとの交代でベンチに下がっている。

対戦したアタランタの母国イタリアのメディアは、遠藤に辛口だ。

大手紙『Gazztta dello Sport』は5点採点。「失望」と批判している。

「前半はちょっとしたことをしたが、時間が経つとともにトゥーン・コープマイネルスに苦しんだ。ユルゲン・クロップ監督が76分に交代させたが、時すでに遅しだった」

【動画】リバプールが衝撃の完敗。アタランタ戦のハイライト
また、同じ5点採点の『calciomercato.com』も「平凡なパフォーマンス」とばっさり。『ilGiornale』紙は、「全く輝けなかったひとり。クロップの編成において決定的な選手だが、今回は跡を残せず」と評した。

ほかにも、寸評はなかったが、衛星放送『Sky Sport』が5点、『Sport Mediaset』が5.5点と、いずれも及第点を下回っている。

一方、『Eurosport』は及第点の6点採点。「目立たない仕事をたくさんし、常にリバプールの動きの中にいた」と、厳しい試合でも一定の存在感を示していたと報じた。

「リバプールにとって本当に難しかった夜でも重要な存在、大きく向上したシーズンの中心であることを裏付けた」

アタランタとの敵地での第2レグは1週間後。リバプールはプレミアリーグでアーセナル、マンチェスター・シティと激しい三つ巴のタイトルレースを繰り広げている。大逆転を目指すアタランタとの再戦に、遠藤は出場するだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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