宮田成華は今季ベスト『68』で4位発進「流れを切らさなかった」

今季自己ベストの「68」で滑り出した宮田成華(撮影:佐々木啓)

<KKT杯バンテリンレディス 初日◇12日◇熊本空港カントリークラブ(熊本県)◇6518ヤード・パー72>

ツアー未勝利の宮田成華は、1イーグル・4バーディ・2ボギーで今季自己ベストの「68」。4アンダー・4位タイで滑り出した。「イーグルも獲れましたし、いい終わり方ができた」。18番でのイーグル締めを喜んだ。

「中盤から後半入ってから苦しい展開が続いていて、ダブルボギーになりそうなところもあったのですが、上手いことボギーでしのいだり、際どいパーパットを獲ったりして、流れを切らさなかったことが一番良かった」と好発進を振り返った。

18試合に出場した昨季は、参考記録ながらドライビングディスタンスで平均253.4ヤードをマーク。今年はここまで244.85ヤードとやや飛距離が落ちているが、それも好転の兆しが見えている。「飛距離もやっと戻ってきたし、ピンを積極的に狙えるようになってきている。感触がいいです」と白い歯をこぼした。

これまでも好スタートは何度もあったが、2日目以降に崩れて勝利を逃し続けてきた。「本当にタフなコースだと思うので、一日一日どうなるかわからない。グリーンも硬くなると思うので、大切に一打一打いきたいです」。一球入魂の先に初の栄冠が待っている。

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