山川にスタメン発表で大ブーイング 移籍後初のベルーナ…西武ファンから厳しい“歓迎”

西武戦前にアップするソフトバンク・山川穂高【写真:小池義弘】

山川穂高は今季初対戦となる古巣・西武戦に「4番・指名打者」で出場

■西武 ー ソフトバンク(12日・ベルーナドーム)

ソフトバンク・山川穂高内野手が12日、ベルーナドームで行われた西武戦に「4番・指名打者」で出場。試合前にスタメンが発表されると古巣の西武ファンから“痛烈”なブーイングを浴びた。

試合開始30分前の午後5時30分、ソフトバンクのスタメンが発表。左翼スタンドに陣取った西武応援団は静かにしていたが、山川の名前がコールされた瞬間に、強烈な大音量ブーイング。メンバー発表が5番の近藤になるとピタッとやんだ。さらに両軍のスタメン発表後、スタメン選手の応援歌が演奏され、山川の際には再び大ブーイングが起こった。

2013年ドラフト2位で西武に入団した山川は、2018、2019、2022年と3度の本塁打王を獲得。しかし昨年5月に強制性交等の疑いで書類送検されたことが報じられ、8月には不起訴処分となったが、事態を重く受け止めた球団が、9月4日に無期限の公式試合出場停止処分を科した。

ソフトバンク移籍とともに処分は解除となったが、昨季は怪我の影響もあってわずか17試合の出場に終わり、打率.254、0本塁打、わずか5打点に終わった。チームも5位に終わっていただけに、同年オフの移籍を残念がるファンも多かった。

西武とは3月15~17日にオープン戦(PayPayドーム)で対戦。山川は2試合に出場で5打数2安打、本塁打なしの2打点。1四球2三振の内容だった。この日は公式戦での初対戦。山川はチームでは“一番乗り”でグラウンドに姿をみせ、松井稼頭央監督や炭谷銀仁朗捕手らと挨拶をかわしていた。試合前時点で打率.195、1本塁打、8打点の成績を残している。(Full-Count編集部)

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