「朝の目覚めがシャキッ!」 26歳・脇元華が取り組む睡眠改革

5年ぶりの首位発進(撮影/奥田泰也)

◇国内女子◇KKT杯バンテリンレディスオープン 初日(12日)◇熊本空港CC(熊本県)◇6518yd(パー72)

「ことしはすごく睡眠を大事にしている。去年はあまり睡眠時間を取る努力をしていなかった。寝る準備ができてから寝ていた。今は起きる時間から逆算して何時には寝なきゃいけないと計算する」

脇元華の初日ティオフは午前9時25分で、前日は午後9時半に就寝し、午前5時半に起床した。8時間の睡眠を確保してコースに乗り込んだ。

「7時間半から8時間は寝たい。7時間半はマスト。今まではひどいときは5時間半とかで、それだと回復しない。年齢も25歳を過ぎて衰えていく」

メジャーリーグ(MLB)でも活躍する大谷翔平選手ら枕やマットレスなどの寝具を遠征先に持ち込むなど睡眠にこだわるアスリートも多い。

「朝の目覚めがシャキッとする。いつも目覚ましのアラームが鳴ってから起きるまで20分ぐらいかかる。ダラダラしてしまう。最近は目覚めがいい。睡眠が大事と感じている」

ショットもさえた(撮影/奥田泰也)

この日は前半アウトで3つ伸ばし、16番(パー3)は8Iで1.5m、17番も1.5mにつけて連続バーディを奪った。6バーディ、1ボギーの「67」でプレーした。5アンダーで2019年3月「アクサレディス」以来、5年ぶりの首位発進を決めた。

睡眠改革で初優勝へ(撮影/奥田泰也)

「ゴルフの夢をよく見ます。悪い夢ですね。スタートに間に合わないとか…よくある。優勝した夢は見たことない」と苦笑い。プロキャリア141試合目でのツアー初優勝へ悪夢も乗り越えてみせる。(熊本県菊陽町/玉木充)

ツアー初優勝を目指す(撮影/奥田泰也)

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