平塚信金 脱炭素促進へ市と協定 ZEH優遇ローンなど 平塚市

協定書を持つ落合市長(左)と尾上理事長

平塚信用金庫(紅谷町)と平塚市は4月8日、温室効果ガス排出削減に向けた連携協定を締結した。市は2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする目標を掲げており、同金庫との連携により脱炭素化に向けた取り組みを加速させたいとしている。

平塚市役所で8日に行われた協定締結式には、同金庫の尾上達也理事長と松井義樹営業統括部長、落合克宏市長らが出席し、協定書の内容を確認した。落合市長は「ゼロカーボンシティひらつかの実現に向けては、市民と事業者、行政が連携して温室効果ガスの総量削減に取り組む必要がある。今回の協定を機に、市における脱炭素のドミノを起こしたい」と期待を寄せた。

協定を受け、同金庫では省エネ性能に優れた「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」住宅向けの優遇ローンの設定などを検討していくという。尾上理事長は「2050年はあっという間に訪れる。取引のある法人のお客さまに対しても、啓蒙活動などができると思う。平塚市の脱炭素に向けて協力していきたい」と話した。

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