4月13・14日「Jリーグ勝敗」予想  W東京「首都」決戦、現首位・町田VS旧王者・神戸「頂上」バトル、磐田VS名古屋「東海ダービー」で下剋上

画像/サッカー批評WEB編集部

今回のtotoは、J1第8節の9試合とJ2第10節の4試合が対象となっている。過去のデータや直近の様子などから、分析を進めてみよう。

今季のJ1では、東京が熱い。首都のクラブが、日本のサッカーの流れを握っている。

16年ぶりにJ1に帰ってきた東京ヴェルディは、まだ1勝しかしていないが、その戦いぶりには称賛する声が少なくない。そして今節は、連勝で7位につけるFC東京と、2008年以来となる東京ダービーを戦う。

両チームが注目される理由のひとつが、若手の輝きだ。パリ・オリンピック出場を目指すU-23日本代表世代の選手たちが活躍しているのだ。

東京Vに期限付き移籍で新たに加入した山田楓喜は、今季ここまで3得点。セットプレーでも威力を発揮する魅力的なMFだ。さらに、その上を行く5ゴールを挙げているのが、やはり期限付き移籍でFC東京に加わった荒木遼太郎。こちらもMFながらJ1得点ランクで3位につけている。

東京Vには染野唯月、FC東京には松木玖生、バングーナガンデ佳史扶ら、他にも有望な同世代の選手が多い。だが今回のダービーでは、その期待の若手がマイナス要素になりそうなのだ。

U-23日本代表はすでに、パリ五輪出場権がかかるU23アジアカップの開催地カタールに入っている。そのため、同代表に選出されている東京Vの山田、FC東京の荒木、松木らは今節から数試合、欠場を余儀なくされる。

ともにハンディを負っての東京ダービーとなるのだ。だが、この試練に立ち向かいつつ、笑うのは東京Vになると予想する。

まずは、FC東京のU-23日本代表への選出人数が3人と、多いことが理由のひとつ。中でも大きいのが、松木玖生の離脱だ。今季は主将を務め、ここまで全試合に先発し、チームで2番目に長い603分間ピッチに立ち続けた大黒柱が不在となるのだ。

一方の東京Vも、山田の不在は痛いはず。しかし、第7節までに1試合は欠場し、途中交代も多く出場時間は403分間。城福浩監督はこうした事態も考慮したかのごとく、山田に依存しすぎないチーム状態をつくり上げてきたのだ。

こうしたマネジメントの差が、ダービーで結果につながるはず。予想は、長年J2暮らしをしてきた東京Vの下剋上である。

■現在の首位と昨季の王者が激突「入れ替わりも」

首都・東京では今節、他にも重要な試合がある。現在首位のFC町田ゼルビアが国立競技場に、ディフェンディングチャンピオンのヴィッセル神戸を迎えるのだ。

この試合でも他の東京のクラブと同様、有望な若手の存在が町田にハンディになって働きそうだ。初のJ1での躍進は平河悠、藤尾翔太という伸び盛りの若きタレントの活躍あってこそのもの。全試合先発してきた2人のU-23日本代表合流は、かなり大きく町田の勢いを左右するはずだ。

神戸のエースFW大迫勇也は前節負傷したが、武藤嘉紀ら頼れる元日本代表がズラリとそろう。2位のサンフレッチェ広島は勝利が予想され、神戸が町田を破ると、順位表においては首位の入れ替わりが発生しそうだ。

東京以外でも、ダービーが開かれる。東京Vと同じく、今季J1に帰ってきたジュビロ磐田が名古屋グランパスを迎え撃つのだが、こちらの東海ダービーでも下剋上が起こりそうだ。

通算成績は23勝9分25敗と磐田が若干負け越しているが、今回対戦する磐田のホームでは、13勝3分13敗とまったくの五分となる。

さらに、2019年以降の直近4度の対戦では、すべてホームチームが勝利を収めている。互いに調子は悪くなく、勝点1差で迎える対決ではあるが、2試合連続で複数得点ならびに完封勝利を収めている磐田が、勢いで上回るとみる。

今回のtotoの購入締切は4月13日で、ネット決済による公式サイトでの販売は13時50分(コンビニ決済は12時)、くじ売り場では12時、コンビニは11時30分までとなっている。

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