小籔千豊 水原一平容疑者と胴元のやり取りで私見「水原さんの方が悪いように僕は見えますね」

小籔千豊

お笑い芸人の小籔千豊が12日、関西テレビ「とれたてっ!」に出演。ドジャースの大谷翔平投手の元通訳・水原一平容疑者がこの日、刑事訴追されたことについてコメントした。

米司法省はこの日、銀行詐欺容疑で水原容疑者を訴追したと発表。大谷の違法賭博の借金を返済するため、大谷選手の口座から胴元側に1600万ドル(約24億5000万円)以上を不正に送金した疑い。

連邦地検の訴状には、水原容疑者と違法賭博の胴元とのメッセージのやりとりが記載されており、それによると、2023年6月24日、同容疑者は胴元に「最後の最後の最後のお願いで、賭けられる? これが本当の最後」とメッセージを送ったが、胴元は「毎週月曜日に500払うと保証しろ」などと突き放していたという。

このメッセージについて、やり取りを翻訳した文章をネット上で見たという小藪は「(翻訳が)ホンマかどうか分からないですけど」と前置きし「水原さんが胴元の人に『もうお前、負けてるから返せよ』『あと1回だけ金貸してくれへん? そして賭けさせてくれ』『いや、もう次負けたらナンボか払ってもらわなこっちもしんどいわ』『いやあと1回貸してくれ』みたいなんを何回も言ってるんですよ」と指摘。

続けて「それ読んでると、この人違法賭博の胴元やけどちょっとかわいそうやなってなってくるというか、水原さんがだいぶ粘ってる感じ。1回だけじゃなくて、『最後の最後のお願い』と言ってるってことは、その前も結構お願いしてるんですよね」と顔をしかめた。

MCの青木源太アナが「ギャンブル依存症の特徴なんですかね?」と首をかしげると、小藪は「いやこれはだいぶ、深いケースというか、『額も大きいし大谷さんに迷惑をかけてはいけない』『でもやってしまってる』ということで、おかしくなってる末期も末期やから、ギャンブル依存症の方全部こうかどうかはわからない」と感想を語った。

また、同年11月27日には、水原容疑者が電話に出なくなったためか、胴元から「私は今ニューポート・ビーチにいる。大谷が犬を散歩しているのが見えたよ。今から大谷のところに歩いて行って、『君から返事がないぞ』と聞こうか?」という、脅迫めいたメッセージを送られていたとされる。

これにも小藪は「やり取り見てたら(水原容疑者を)カモにしてるという感じより、『もうええから払うてくれ』みたいな。『こんだけ負けてんねんから、払うてくれな次貸されへんで』って言ってるのに『頼むわ』って言ってる。だから、どっちかというと最初はそう(水原容疑者がカモにされてた)やったかもしれないですけど、後半は胴元の方が被害者というか、『もっと貸したるわ』じゃない感じ」と分析。

にもかかわらず、水原容疑者が「貸してくれ」「(負けを)消しに行かせてくれ」と胴元に執拗に迫っている雰囲気がしたといい「最後(のメッセージ)、脅迫というより『返してや』でも音信不通やから『お前ええ加減にせえよ。大谷おるぞ。お前言うぞ』みたいな。〝脅し〟というより、返してけえへんやつへの〝警告〟みたいな感じやった。なので、違法賭博を許すわけじゃないですけど、あのやり取りを見てると水原さんの方が悪いように僕は見えますね」と私見を述べた。

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