冬季オリパラ招致停止で“選手村案”は消滅 老朽化進む市営月寒団地 同じ敷地で建て替えへ 札幌市

老朽化が進む札幌市豊平区の市営月寒団地について、札幌市は現在の敷地で建て替える方針を決めました。

市営月寒団地は建設から50年近くが経過していることから、札幌市が建て替えを検討していました。冬季オリンピック・パラリンピックの選手村として、近隣の国有地に建設した建物を大会後に市営団地にする案が上がっていましたが、オリパラの招致活動を停止したことから、札幌市は月寒団地を現在の敷地で建て替える方針を正式に決めました。

建設されるのは14棟728戸分で、来年度から段階的に解体工事を始め、2052年度までの完成を目指す計画です。入居者には工事前に団地の空き部屋に転居してもらい、転居費用は市が負担するということです。

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