Jリーグのザスパ草津、現在のザスパ群馬などで監督を歴任し、上武大学サッカー部でも監督を務めた植木繁晴さんが11日、病気のため亡くなりました。69歳でした。
神奈川県出身の植木さんは、1977年に湘南ベルマーレの前身、フジタ工業に入部し、日本リーグで選手として活躍。日本代表にも選出されました。
引退後は、ベルマーレ平塚やモンテディオ山形で監督を務めたあと、2002年に当時発足したザスパ草津で総監督に就任しました。そして、2004年にはザスパをJ2昇格に導くなどチームを黎明期から支えてきました。
2009年からはザスパのゼネラルマネージャーなどを、2014年からは上武大学のサッカー部で監督を務め、昨年度末で退任するまで選手の指導にあたりました。
関係者によりますと、植木さんは新型コロナウイルスに感染し、治療とリハビリを続けていましたが病気のため11日夜、亡くなったということです。
訃報を受けザスパの赤堀洋社長は、「ザスパが現在の姿まで発展出来たのは植木さんのご尽力があってのこと、植木さんが築き上げてきた教えはクラブ全体で大切に引き継いでまいります」とコメントを発表しました。
なお、葬儀は今月15日、前橋市の「日典ラサ前橋」で営まれます。