ソフトバンク山川穂高、初回の第1打席は好機で空振り三振 打席に向かう際にもブーイング 古巣ベルーナドーム初戦

ベンチ前でスコアボードに目をやる山川(撮影・伊東昌一郎)

◆西武―ソフトバンク(12日、ベルーナドーム)

ソフトバンクの山川が昨季まで所属した古巣西武ファンから大きなブーイングを浴びる中、第1打席は空振り三振だった。

初回2死三塁、西武先発の今井のスライダーにバットは空を切った。打席に向かう際は今井が初球を投じるまで左翼スタンドの西武ファンを中心にブーイングが起きた。初球がストライクになると今井に大きな声援が送られ、断続的なブーイングの中で空振り三振に倒れると球場はさらに沸いた。

移籍後初めてのベルーナドームでの試合に「4番指名打者」で先発。試合前のスタメン発表時に名前が呼ばれると、約20秒にわたってブーイングが起きた。

山川は2014年に富士大からドラフト2位で西武に入団。昨季は自らの不祥事もあり17試合出場にとどまった。オフに国内フリーエージェント(FA)権を行使してソフトバンクに加入した。

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