ビリー・ホリデイの伴奏者だった世界的なジャズ・ピアニスト、マル・ウォルドロンが愛した沖縄のジャズ・シンガー、与世山澄子。 2005年に20年振りに発表したアルバム『インタリュード』が、19年の時を経てついにアナログ化。 本作『インタリュード』は、本土復帰の1972年以来守り続けて来た自身のお店、“インタリュード”の歴史を残すべく、東京から菊地成孔(sax)、南博(p)、安ヵ川大樹(b)、ZAK(engineer)、パードン木村(produce)等、豪華メンバーが集結、全曲を“インタリュード”で録音された。 深みのある彼女のブルージーな歌声を記録した、歴史的な名作が遂にレコードで蘇る。 現在、予約受付中。詳細はこちら。 【与世山澄子 -Sumiko Yoseyama- プロフィール】
1940年、八重山小浜島に生まれる。16歳でステージに立ち、翌年の1957年にボブ・ホープ、レス・ブラウン楽団と共演。
沖縄の本土復帰の年まで、米軍基地のクラブでフルオーケストラをバックに活躍する。
1972年、夫でサックス奏者の我那覇文正とジャズスポット“インタリュード”を那覇にオープン。
お店での演奏の傍ら、本土公演も増えジャズ評論家や著名人から賞賛される。
1983年、ファーストアルバム『イントロデューシング』が発売され、地元沖縄と共に、日本全国で熱い注目を集めた。
翌年、ビリー・ホリデーのピアノ奏者マル・ウォルドロンとの共作『ウィズ・マル』、1985年にはアルバム『DUO』を発表。
2005年、20年ぶりのアルバム『インタリュード』をリリース。
2006年3月、TBS系『情熱大陸』に出演。2007年には中江裕司監督の映画『恋しくて』に出演。
同年、森田芳光監督の映画『サウスバウンド』にも出演した。映画界でもその個性を発揮し、活動の場を広げた。