広島市のコンサルなど7社を指名除外 広島県

広島県庁

 広島県は12日、県発注工事に絡み、コンサルタント会社や共同企業体(JV)、JVを構成する建設業者など計7社をそれぞれ指名除外にした。

 県によると、泉設計コンサルタント(中区)は2月、技術者の入院で県立高校舎改修などの設計業務の継続が困難になる契約違反があった。新東コンサルタント(西区)は2019年度と22年度の災害復旧事業など二つの調査業務で偽造した見積書を提出した。ともに12日から1年間の指名除外にした。

 また福山市内の県道トンネル改良工事で作業員が下顎などを骨折する事故を起こしたとして、元請けのJV(中区)と、構成企業の五洋建設(東京)エクシオグループ(同)田中組(尾道市)沼田建設(安佐北区)を12日から1カ月間の指名除外にした。このほか、下請けの西行建設(益田市)は1カ月、県発注工事に参加できない下請け制限とした。

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