水原容疑者の訴状内容に大混乱 何度も絶句した元メジャーリーガー「キツいな」「なんてこった」

水原一平容疑者【写真:Getty Images】

米司法省が水原氏を銀行詐欺容疑で訴追

米司法省は11日(日本時間12日)、米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手の通訳を務めた水原一平氏を銀行詐欺容疑で訴追したと発表した。訴状の内容が明らかになると、元メジャーリーガーも絶句。「クレイジーだ」「これはキツい」などと唖然としつつ、数々の疑問を呈した。

米野球専門ポッドキャスト「ファウル・テリトリー」公式YouTubeチャンネルは「現行犯逮捕:オオタニの通訳イッペイ・ミズハラは何百万ドルも盗み、賭けで失った」と題する動画を公開。メジャー通算2043安打のAJ・ピアジンスキー氏、捕手としてMLB9球団を渡り歩いたエリック・クラッツ氏が出演し、司会のスコット・ブラウン氏と一緒に訴状内容を確認していった。

まずは水原容疑者が2021年9月から2024年1月までの間に1日平均25回、計1万9000回賭けを行い、計1億4200万ドル(約217億5970万円)勝ち、計1億8300万ドル(約280億4110万円)負けたという訴状内容を紹介。送金は大谷の口座から行われていた一方、勝ったときの配当は水原容疑者自身の口座に振り込まれるようにしていたとブラウン氏が伝えた。

これにピアジンスキー氏が「つまり彼はオオタニから金を奪ってそれを失うか、勝っても自分のところに入れていたってことか?」と質問。ブラウン氏が「そうだと思う」と回答すると、「IRS(米国内国歳入庁)が銀行口座をチェックするはずだ。『今日奇跡的に100万ドルが手に入ったんだ』と言ってただ入金することなんてできない」「どこで手に入れたんだとなるはずだ」と疑問を呈した。

さらに水原容疑者が銀行側と電話でやり取りする際に、自身が大谷であると偽って名乗ったことなど、生々しい訴状内容の一部をブラウン氏が読み上げると、2人の元メジャーリーガーも5秒以上絶句。ピアジンスキー氏は「送金を電話で依頼したら、本人確認のために折り返し電話があるものだが……」と疑念を口にした直後、「なんてこった、それも全部彼を通してってことか」と唖然とした。

同氏は「2人はずっと一緒にいたよね? いつ賭けをやっていたんだ?」などと疑問が止まらない様子。クラッツ氏が「1日平均25回も賭けていたんだ。1日でね」と強調すると、ピアジンスキー氏は「クレイジーだ」とため息をついた。ブラウン氏が「選手でも1日2時間以上スマホでゲームする人もいるからね」と十分可能性があると指摘すると2人は納得したものの、やはり数秒間言葉を失った。

クラッツ氏は絞り出すように「これはキツいな」とポツリ。「額を考えてみてくれ。1億8294万ドル、それが彼が負けた額だ。勝ったのは1億4200万ドル以上。730日で計算すれば1日25万ドル(の損失)だぞ」などと規模の大きさをなんとか理解しようと必死だった。

THE ANSWER編集部

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