高校野球の春季兵庫県大会、13日開幕 報徳が優勝争いの中心に 37年ぶり出場の神戸は明石商と対戦

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 高校野球の春季兵庫県大会(神戸新聞社後援)は13日に開幕し、明石トーカロ、姫路市ウインクの両球場で1回戦5試合が行われる。甲子園大会にはつながらないが、2回戦勝利校には夏の全国選手権兵庫大会の第1シード権が与えられるほか、今年は3位までが春季近畿大会に出場できるため、熱い戦いが続きそうだ。決勝は5月5日。

 37校が出場。昨秋の県大会を連覇し、今春の選抜大会で2年連続準優勝した報徳が優勝争いの中心で、同じく秋の上位3校に入った須磨翔風、社とともに2回戦から登場する。

 初戦から注目カードがめじろ押しだ。好左腕の舩見が引っ張り、1987年以来37年ぶりに出場する神戸と、昨夏の兵庫大会準優勝の明石商が激突。創部100周年の節目に12年ぶりの出場を果たした古豪明石と、現校名となってから初出場の彩星工科がぶつかる。

 11年ぶり2度目出場の雲雀丘は春の県大会初勝利を懸け、地区大会で2戦完封の飾磨と対戦。同じく春1勝目を狙う篠山産は、秋の県3位で昨夏の甲子園出場メンバーを擁する社に挑む。市川-赤穂の西播対決も関心を集めそうだ。

 近畿大会は5月25日から明石トーカロ球場で開かれる。6年ぶりの兵庫開催で、県の2、3位校も出場できるとあって、決勝と同日に行われる3位決定戦も重みを持つ。(初鹿野俊)

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