講談師の六代目神田伯山(40)が12日、アニメ映画「クラユカバ」初日舞台あいさつに、監督の塚原重義氏らとともに登壇した。
同作は2023年ファンタジア国際映画祭に出品され、長編アニメーション部門の「観客賞・金賞」を受賞するなど国際的にも高い評価を集めた。今回日本での凱旋劇場公開が決定。神田は主人公・荘太郎役を演じる。
今作で初めて声優に挑戦した神田。監督から「声は素晴らしいですよね」と褒められると、すかさず「声〝は〟?」と突っ込んで笑いを誘った。
舞台あいさつでは息の合ったやり取りで盛り上げた2人だが、撮影現場では険悪な雰囲気があったという。
神田は「ものづくりは大変ですからね。監督が帰るか俺が帰るかという感じの。次回以降監督が素人声優を使わなくなったら僕のせいですね」と話した。
それでも「いろいろありましたけど、同席させていただいたことをうれしく思います」と感謝の言葉を口にした。