紅こうじ健康被疑害疑い、茨城県内で新たに2人

茨城県庁=水戸市笠原町

小林製薬の「紅こうじ」を使ったサプリメントの摂取を巡り、茨城県は12日、県内で新たに50~60代女性2人の健康被害の疑いが判明したと発表した。ともに現在は回復している。これまでに県内の健康被害が疑われる人は、死者1人を含む計22人となった。

県によると、新たな事例のうち60代女性は倦怠(けんたい)感や食欲不振、手足のむくみ、50代女性は倦怠感をそれぞれ訴えたという。2人はそれぞれ医療機関を受診した。

6日までに大阪府大阪市から情報提供があった。いずれも同社のサプリ「紅麹(べにこうじ)コレステヘルプ」を摂取していた。摂取期間は、60代女性が昨年11月~今年3月の約5カ月間、50代女性が2~3月の約2カ月間だった。

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