免許がなくても運転できる電動キックボード。12日、札幌市で道警などによる訓練と試乗会が行われました。
道庁赤れんが前で行われたのは、モーターが搭載された特定小型原動機付自転車、いわゆる電動キックボードの試乗会です。
電動キックボードは去年の7月から規制が緩和され、16歳以上は免許がなくても運転できるようになり今後、普及が見込まれています。最高時速20kmの電動キックボードを、記者が体験してみました。
井口七海記者:「すごい。気持ちいい。すごいスピード出ますね。楽しいです。景色とかも楽しめそうですね」。
快適な一方、試乗した人からはこんな感想も。
体験した人:「真っすぐは走れるのですが、曲がるのはカーブしようとすると、うまく曲がれないので、実際の道を走るとなると少し練習しないとなと思いました」。
道内では、電動キックボードの事故も起きています。去年7月、上川の東川町で電動キックボードに乗っていた60代の男性が転倒し、意識がない状態で病院に搬送されました。
道警は、電動キックボードに乗る際はヘルメットの着用を呼び掛けているほか、運転免許が必要な最高時速30kmの物も販売されているため、購入前に確認してほしいと話します。
中央警察署・川野秀志交通第一課長:「もし免許がいるという乗り物を知らないで乗っていて、無免許運転になってしまうということが往々にしてありますので、買う前にしっかりと確認していただきたいと思います。交通ルール、マナーをしっかり守って運転してもらいたいと思います」。