【スターダム】AZM vs トニー・ストームの裏舞台 岡田社長が説明「夢が広がるようなことになった」

対戦が決まったAZM(左)とトニー・ストーム.(©STARDOM)

女子プロレス「スターダム」のAZM(21)と米AEW世界女子王者トニー・ストーム(28)とのシングルマッチが決定し、注目が集まっている。

AZMは団体の5年ぶりとなる4日のペンシルベニア州フィラデルフィア大会に出場。翌日にはROH大会にも参戦し、大きな歓声を浴びた。他のスターダム選手は12日の後楽園大会に出場のため9日に帰国したが、12日(日本時間13日)の新日本プロレス・シカゴ大会に出場予定のAZM、白川未奈は米国に残った。

残留した白川は10日(11日)のAEW「ダイナマイト」でアナ・ジェイに敗れたマライア・メイを救出するためサプライズ登場。同大会の直前にはスターダムの岡田太郎社長に連絡があり、急遽13日(14日)のAEW「COLLISION」でのAZMのトニー戦が決定したという。

岡田社長は「これはAZM選手にとってチャンスになると思って急遽、航空券等を手配して新日本USAと連絡し、1人で米国に残ってもらうことになりました」と説明。

AZMはトニーに勝利すれば、正式に王座挑戦が決定する。「ROHの試合やこれまでの活躍が認められて決まったことだと思うので、ぜひAZM選手には勝ってベルトまでいってほしい」と期待を寄せた。

トニーは2016年にスターダムと契約し、団体最高峰王座のワールド王座を戴冠。紫雷イオ(現WWEのイヨ・スカイ)のライバルとして活躍した。スターダム・フィラデルフィア大会に電撃登場すると「スターダムがなければ今の私はない」と感謝を述べた。

岡田社長は「スターダムの成長はもちろんだけど、スターダムを経験した人がどんどん大きくなることは僕らやファンにとってもうれしいこと」とした上で「今回の対戦は今いる選手にとっても、もっと夢が広がるようなことになったので、よかったと思います。リングはつながっていると実感しました」と語った。

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