特殊詐欺被害防いだ和歌山市のコンビニ店長に感謝状

先月(3月)和歌山市内のコンビニエンスストアで、高額の電子マネーカードを購入しようとしていた90代の男性に気づいて声をかけ、特殊詐欺被害を未然に防いだ店長に、きょう(12日)和歌山北警察署から感謝状が贈呈されました。

感謝状贈呈後の記念撮影(左:隅田店長・右:中岡署長・4月12日・和歌山北警察署)

感謝状が贈られたのは、和歌山市のファミリーマ―ト和歌山榎原()店の隅田篤宏(すみだ・しげひろ)()店長26歳です。

和歌山北警察署によりますと、隅田店長は、先月22日のあさ8時ごろ、店で2万円分のアップルギフトカードを買おうとしていた90歳代の男性に気付き、目的をたずねたところ「パソコンが壊れたので修理してもらうために必要」と説明したため、特殊詐欺を疑い、カードを販売せず、すぐに警察へ相談するよう男性を説得しました。

感謝状の贈呈

和歌山北警察署の中岡隆()(なかおか・たかし)署長は、隅田店長の機転と勇気をたたえ、感謝状を贈りました。

隅田店長は「よくある事例なので、やっぱりと思いました。高額な電子マネーカードを購入する人には、いったん目的を尋ねて確認して、それから判断するよう徹底しています」と話しています。

和歌山北警察署の中岡署長は「非常に感謝している。県内の特殊詐欺被害が後を絶たないなか、県民の皆さんには、県警の特殊詐欺被害防止専用のフリーダイヤル“ちょっと確認電話”への通報を引き続き呼びかけながら、コンビニエンスストアなどと連携して、特殊詐欺被害防止に尽力する」と話しています。

ちょっと確認電話の番号は、通話料無料のフリーダイヤル0120(508)878番、数字の語呂合わせで「これは、わなや」です。

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