新入社員「はじめの一歩」 平塚商議所で合同入社式 平塚市

記念撮影を行う参加者

平塚市内の中小企業などに入社した従業員の門出を祝う「合同入社式」が、4月5日に平塚商工会議所で開催された。

新社会人として羽ばたく若者を地域で祝福しようと、同会議所が主催、平塚市が共催で実施。今年は会議所会員の18社から56人が出席した。

あいさつに立った同会議所の常盤卓嗣会頭は、元日に発生した能登半島地震の被害に触れ、「経済を活性化させ、元気をつけていくことが一番の支援につながると感じている。皆さんも平塚の経済発展のために力を注ぎ、就職した会社のために役立っていただけたら」と期待を寄せた。

来賓として出席した落合克宏市長は、「次代を担う新たな力で、新しい風を吹き込んでほしい。市としても、皆さんが平塚で気持ちよく働き、生活ができるよう支援していきたい」と参加者の背中を押した。

沖縄県の工業高校を卒業し、この春から市内の建設業で働く比嘉叶夢さん(18)は、「土木の仕事に就きたいと思っていた。いろいろな資格を取って、将来は現場監督として一人前になりたい」と抱負を語った。

式典終了後は、専門講師による新入社員教育セミナーも行われ、参加者は社会人としての心構えや身だしなみ、名刺交換、電話応対などのビジネスマナーを学んだ。

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