221年に一度のセミマゲドン! 米国で数週間のうちに数兆匹のセミが大量発生

セミマゲドン襲来か(ロイター)

米国で数週間のうちに数兆匹のセミが大量発生する〝シケイダゲドン(セミマゲドン)〟が起きる。221年に一度の珍事で、トーマス・ジェファーソン大統領だった1803年以来となる。米NBCニュースが12日、報じた。

これらセミは5月初旬から、米国の中西部から南東部にかけて出現し、1か月続くと予想されている。

発生周期の異なる2種類のセミ集団が同時に羽化する。

17年周期で発生する周期ゼミの「ブルード13」が、中西部の主にイリノイ州、さらにアイオワ州、ウィスコンシン州、インディアナ州の一部にも出現する。

そして、13年周期で発生する周期ゼミの「ブルード19」が、イリノイ州、ミズーリ州、ルイジアナ州、ノースカロライナ州、バージニア州、メリーランド州を含む広い地域に出現する。ブルードとは、発生年ごとに当てられた集団のこと。

13年と17年の周期が合致する最小公倍数が221年ということで、それが今年なのだ。イリノイ州中央部は2種類の生息域が重なるので、とんでもない数と騒音に襲われることになる。

シカゴのフィールド博物館昆虫部門の収集アシスタント、ジム・ラウダーマン氏は「これは今生きている誰も見たことのないものであり、今日生きている誰も今後二度と見ることはないでしょう」と語る。

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