首位キープのソフトバンク、今季初先発の中村晃が甲斐野央から決勝打 8回に2点奪う逆転勝ちで2連勝 7回1死まで無安打投球の東浜が初白星

8回2死一、二塁、中村晃は右前適時打を放つ(撮影・伊東昌一郎)

◆西武1―2ソフトバンク(12日、ベルーナドーム)

ソフトバンクが1点を追う8回に2点を奪って鮮やかな逆転勝ち。2連勝で単独首位をキープした。今季初スタメンだった中村晃が値千金の決勝適時打を放ち、7回1失点の力投を見せた東浜が今季初白星を手にした。

中8日で先発した東浜は西武今井と白熱の投手戦を展開。初回を三者凡退で滑り出すと、切れのいい直球にシンカーや新球チェンジアップなどを織り交ぜ、7回1死まで1四球のみのノーヒット投球を見せた。

7回は1死から外崎に初安打となる左翼線二塁打を許し、2死後に中村剛を申告敬遠。佐藤龍との勝負を選んだが、右翼線へ先制の二塁打を運ばれた。

打線は今井に7回まで4安打無得点に抑えられ、10三振を奪われた。1点を追う展開となった8回、西武2番手の甲斐野を攻め、先頭の周東の内野安打と犠打で1死二塁とすると、柳田が左中間フェンス直撃の同点二塁打。2死後に近藤が申告敬遠されると、中村晃が右前へ決勝の適時打。8回は松本裕、9回はオスナが抑えて逃げ切った。

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