【スターダム】新人2人がコズエンに加入 リーダー中野たむ「トロピカル審査…合格です!」

試合後、結束をアピールした(左から)中野たむ、玖麗さやか、さくらあや、水森由菜、なつぽい、安納サオリ

女子プロレス「スターダム」の中野たむ率いる「コズミック・エンジェルズ(CA)」に新たな戦力が加わった。

先月、新人のさくらあや(27)、玖麗さやか(23)からCA入りを志願されたが、水森由菜が「CAはそんな簡単に入れるユニットじゃないです」と厳しく突き放し、まずは見習いに任命。3月30日の仙台大会で新人2人はシングルで激突した。

新人らの闘志を目の当たりにした水森は合格を言い渡したが、中野がそれを許さず。12日の東京・後楽園ホール大会で最終審査を行うことになった。中野はなつぽい、安納サオリと組み、水森&さくら&玖麗と激突した。

試合開始のゴングが鳴ると襲撃にあった中野らだったが、すぐに鎮圧。中盤では敵軍のトリプルプランチャをくらい劣勢に追い込まれる場面もあったが、中野はなつぽいと好連係で圧倒した。最後は中野が水森にバイオレットスクリュードライバーを決め、3カウントを奪った。

試合後、マイクを持った中野は「さくら、玖麗、ゆなもん(水森)、自分でもわかったと思うけど、全然まだまだだね。CAに必要なものは、かわいさでも、愛嬌でも、ダンスのうまさでもない。プロレスラーにとって一番大事なこと、何かわかる? それは本当の自分をさらけ出すこと」と語りかけ「今日のトロピカル審査やこの期間で3人からそれは伝わった。合格です!」と3人を抱きしめた。

会場から大きな拍手が起こると、最後に中野は一人ひとりのメンバーの名前を絶叫。観客と「私たちも、あなたたちもデリシャス!」と大合唱しリングを後にした。

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