【旬食材】端から端まで確認して!おいしいスナップエンドウの見分け方は?野菜ソムリエ解説

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みずみずしくて甘みがあり、食感も楽しいスナップエンドウ。
春先から出荷量が増え、5月~6月ごろにかけて旬を迎えます。

新鮮でおいしいスナップエンドウを見分けるコツは、さやにも、がくにも、ひげにも詰まっています。
今回は、野菜ソムリエ・食育インストラクター・気象予報士として活躍する植松愛実さんに、今が旬のスナップエンドウの見分け方を教えてもらいます。

まずは色味をチェック!

全体が鮮やかな緑色のものを選びましょう。
黄色っぽくなっていたり、茶色い部分があるものは鮮度が落ちている可能性があります。

また表面に白っぽい模様のあるものも避けるのがおすすめです。

形は「ふっくら」がポイント

さやの形は「ふっくら」・「ぷっくり」しているものがおすすめ。
スナップエンドウのさやが「ふっくら」していると、中身の豆も丸々と太って甘い場合が多いです。

また収穫から時間が経って中の豆がやせてくると、さやがぶかぶかになってハリがなくなります。
ハリがあって固いのが鮮度のよい印です。

がくやひげにも情報アリ

スナップエンドウは、がくの部分や、おしりのひげの部分にも、おいしさにつながる情報があります。

がくは緑色でみずみずしいものを選びましょう。
時間が経つとがくの部分は茶色っぽくなっていきます。

がくと反対側の端についているひげは、白くてピンと張っているものがおすすめ。
鮮度が落ちてくるとひげが茶色っぽくなったり、取れてしまったりするので、見分けることができます。

春の食卓を華やかにするスナップエンドウ

スナップエンドウは加熱しても鮮やかな緑色が保たれ、食卓が簡単に彩り豊かになります。
甘みが強いにもかかわらず、ほかの食材と合わせやすいため、野菜だけの副菜にも、肉や魚との組み合わせでもおいしいおかずになってバリエーションの幅も広いです。

このさき初夏にかけて旬が続くスナップエンドウ。
ぜひお店でおいしいものを選んで、今の時期ならではの味わいを堪能してください。

■執筆/植松愛実さん
気象予報士と出張料理人の両面で活動中。気象・防災に関するヒントのほか、野菜ソムリエ・食育インストラクターとしておいしい食材のおいしい食べ方を発信中。インスタグラムは@megumi_kitchen_and_atelier。
編集/サンキュ!編集部

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