イオンモール与野、交通安全運動のイベントを開催 西武ライオンズ黄金時代を支えた有名元選手が登場、一日署長に就任 運動期間“後半戦”に向けて始球式

来場客に笑顔で啓発品を手渡しながら握手に応じる元西武ライオンズ投手の松沼博久さん=9日、さいたま市中央区の「イオンモール与野」

 埼玉県警浦和西署は9日、さいたま市中央区の「イオンモール与野」で元西武ライオンズ投手の松沼博久さんを一日警察署長に迎えて、春の全国交通安全運動のイベントを開いた。

 イベントではトークショーのほか、交通安全運動期間の“後半戦”に向け、松沼さんによる事故防止への決意を込めた始球式などが行われた。松沼さんは「埼玉県から交通事故がゼロになるように、みんなで頑張って達成しましょう」と呼びかけた。

 同署の池田賢次署長は「悲惨な交通事故を1件でも起こさないように、街頭の指導取り締まりを強化し、交通関係団体の皆さんと力を合わせて交通ルールの啓発活動を推進していきたい」と力を込めた。

 松沼さんは1978年にドラフト外で西武に弟の雅之さんと同時に入団。「兄やん」の愛称で親しまれ、アンダースローから浮き上がる直球を武器に1年目(79年)から16勝をマークし新人王に輝き、82年には同球団の初優勝に貢献するなど西武の黄金時代を支えた。現在は野球解説者などを務めている。

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