ソフトバンク山川穂高、古巣初戦に「もちろん意識しました。育ててもらったことは忘れていません」大ブーイングの西武ファンへの感謝明かす

6回1死、中前打を放った山川(撮影・冨永豊)

◆西武1―2ソフトバンク(12日、ベルーナドーム)

ソフトバンクの山川が昨季までの10シーズン在籍した古巣西武との本拠地初戦に「4番指名打者」で出場し、4打数1安打、3三振だった。試合中は大きなブーイングを浴び続けた。

試合後、古巣のファンについて「もちろん意識しましたし、敵にしたら怖いなという印象はもちろんあります。ただ、当然感謝しています。育ててもらったことに変わりはないので、そこは忘れていません」と話した。

移籍後初めてのベルーナドームでの試合。スタメン発表の際から大きなブーイングが起こり、初回から2打席連続の空振り三振に倒れると、左翼スタンドから喜ぶ声援も湧いた。6回に中前打を放ったが、8回は自らの人的補償で移籍した甲斐野に見逃し三振。「また明日も勝負があるので、こっちはこっちで必死にやっていく」と切り替えた。

山川は2014年に富士大からドラフト2位で西武に入団。昨季は自らの不祥事もあり、17試合の出場にとどまった。オフに国内フリーエージェント(FA)権を行使してソフトバンクに加入した。

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