【阪神】青柳晃洋 復調見えた熱投「前回は勝ちがつく試合を自分で捨てた」

阪神・青柳

阪神・青柳晃洋投手(30)が、12日の中日戦(バンテリン)に先発するも、今季初白星はまたもやお預けとなった。

3回までテンポよくアウトを重ねたが、4回無死一、三塁から4番・中田の三ゴロの間に三走・田中が生還し、先制点を献上。さらに7回にも先頭・中田、続く細川に連打を浴び、二死一、三塁のピンチを招くと、7番・村松に左前打を許し、追加点を奪われた。

それでも、低めに集める投球で7回88球を投げて6安打2失点、6奪三振と役割を果たした。前回登板のヤクルト戦(5日、神宮)では6回3安打3失点、5四球と乱調気味だっただけに、「前回は自分に勝ちがつく試合を、自分で捨てたようなもの。全然ストライクも入っていなかったので、今日はストライク先行でいけたのでよかったです」と話した。

打線も相手先発・柳の好投と再三の好守にも阻まれ、7回までゼロ行進となったが、8回2番手・勝野の前に代打・糸原が四球を選ぶと、8番・木浪も左前打で続いた。さらにノイジーの中飛で二死二、三塁とすると、1番・近本の二塁への内野安打で2点を奪い、試合を振り出しに戻した。だが後1本が出ず、チームは延長12回の末、2―2で今季初の引き分けとなった。

© 株式会社東京スポーツ新聞社