ソフトバンク周東佑京「私情を挟んでいる暇はない」 リードオフマンの役割に徹して10試合連続得点 元チームメート甲斐野央から内野安打

8回無死、周東は二塁内野安打を放つ(撮影・伊東昌一郎)

◆西武1―2ソフトバンク(12日、ベルーナドーム)

ソフトバンクの周東佑京内野手(28)が逆転劇の口火を切る内野安打を放った。

1点を追う8回無死。昨季までのチームメート甲斐野のフォークを捉えると、二塁への打球で快足を飛ばして出塁。犠打で二塁に進み、柳田の二塁打で同点のホームを踏んだ。チームはその後、逆転に成功した。

1学年下の甲斐野は公私ともにつながりの深い存在だが、グラウンドでは敵と味方の関係となった。「私情を挟んでいる暇はない。そこは敵としてどうやって(塁に)出るかだけを考えていた」。10試合連続得点と好調を維持するリードオフマンが自らの役割に徹した瞬間だった。

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