【中日】延長12回ドローで6連勝はおあずけ 立浪監督「勝ち切りたい試合ではあった」

試合後、あいさつのためグランドに出た中日・立浪監督(手前右)

中日は12日の阪神戦(バンテリン)で延長12回、2―2の引き分け。6連勝はおあずけとなった。

柳裕也投手(29)が7回無失点と好投。2点リードでマウンドを降りたが、8回に2番手・勝野が同点に追いつかれ、今季2勝目をゲットすることはできなかった。

「柳は素晴らしいピッチングをしてくれました。2点先制して、勝ち切りたい試合ではあった」という立浪監督だが、同点に追いつかれるきっかけとなったのが、8回の記録に表れない守りのミスだった。

一死一、二塁から代打・ノイジーの左飛で走者2人がタッチアップしてそれぞれ進塁。その後、近本の内野安打で走者2人が生還して同点に追いつかれた。「状況を考えて2点差で二塁へポンとつなげば。木浪選手の足だったら勝負できなかったと思う」と立浪監督はノイジーの左飛で一走・木浪に二塁進塁を許した左翼・尾田と遊撃・村松の中継プレーを悔やんだ。

それでも9回以降はリリーフ陣が無失点リレー。「追いつかれてからは、中継ぎが踏ん張ってくれた。負けなかったことは良かったかなと思います」と指揮官は気持ちを切り替えていた。

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