カエル、人間に聞こえない叫び声を出していることが判明

カエルは叫ぶことができることが判明した。他の動物を追い払う防衛機能として耳をつんざくような音量で絶叫するものの、人間には聞こえないという。

ブラジルのアマゾンのジャングルで、コノハガエルが頭を後ろにもたげ口を大きく開けているのを発見、叫んでいるように見えたものの、見つけた研究チームは実際に耳で音を聞くことはなかったという。

しかしチームは高周波音のレコーダーを使用して、その音を聞くことに成功、同種が使う「防衛のための超音波」が初めて録音されることとなった。

同種は動物からの攻撃を知らせるためにその音を使用している可能性が高いとして、ブラジルのカンピーナス州立大学のウビラタ・フェレイラ・ソウザ氏はこう話す。「コウモリやげっ歯類、小さな霊長類といった両生類の捕食者らは人間には聞こえないこういった周波数の音を発し聞くことができます」「我々の仮説の一つでは救難信号として発せられる可能性と共に、広い周波数帯域であるが故、できるだけ多くの捕食者を怯えさせるものと考えています」

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