〈富山新聞文化センター〉学ぶ拠点に72講座 アピタ富山東教室、15日新設

室内を見学する関係者=富山市上冨居のアピタ富山東店

  ●講師が教室見学

 富山新聞文化センターは15日、富山市上冨居のアピタ富山東店に「アピタ富山東教室」を新設する。72の講座を設け、芸術や文化、スポーツを学ぶ場として活用される。12日、講師向け説明会が開かれ、19人が室内を見学し、指導に向けて気持ちを新たにした。

 教室では、ダンスや空手に適したクッション性の高い床を導入し、体への負担が減るよう配慮した。壁には大型の鏡を備え付けた。教室前には講師や受講生の作品を展示できるガラスケースが設けられ、保護者が室内の様子を見られるガラス窓も付けた。

 大人対象の講座は、遊び方や役作りまで分かりやすく指導する「女性マージャン」、おわらの基本動作を一から学ぶことのできる「おわら踊り入門」などを用意した。江戸時代に、将軍や藩主の陣羽織の装飾などに用いられた気高く美しい刺繍を体験できる「はじめての『加賀繍(かがぬい)』」は、文化センター初開講となる。

 子ども向けの講座ではリズム感や協調性を養う「キッズダンス」をはじめ、「こども絵画」「キッズ空手」などが設けられた。

 「シニアヨガ」や「シニアのゴスペル」の講師を務める瀬戸ゆりこさんは「圧迫感がなく、広々としている」と話した。

 入会金は通常500円が必要になるが、6月末まで無料キャンペーンを実施する。無料体験会も開催する。問い合わせは富山スタジオ=076(421)7529=まで。

15日にオープンするアピタ富山東教室

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