平野紫耀らNumber_iの狙いズバリ! デビュー曲MVに海外から「クレイジー」の声

Number_i の(左から)岸優太、平野紫耀、神宮寺勇太

元King&PrinceでTOBE所属の平野紫耀(27)、神宮寺勇太(26)、岸優太(28)の3人組グループ「Number_i」が12日、テレビ朝日系音楽番組「ミュージックステーション 2時間スペシャル」に初登場した。同グループはここにきて音楽番組への出演が続いているが、海外での存在感も増しているという。

「Number_i」の3人は、4年ぶりに復活した〝階段降り〟で登場。MCのタモリから「初出演ですね」と振られると、平野は「僕たちらしく楽しめたならなと思います」と話した。番組では「STARTO ENTERTAINMENT」の「WEST.」や「20th Century」とも共演したほか、デビュー曲「GOAT」や最新曲「FUJI」を披露した。

同グループのテレビ出演が相次いでいる。

先月2日にNHKで地上波に初出演すると、同30日には日本テレビ系「with MUSIC春の2時間SP」で民放初出演を果たした。また、今月1日にはTBS系「CDTV」、10日にはフジテレビ系「週刊ナイナイミュージック」に出演し、この日の「ミュージックステーション」が続いた。

海外志向の3人を象徴しているのが、この日も披露した初シングルの全編ラップ曲「GOAT」だ。

「日本の大衆ウケは狙っておらず、ジャニーズ時代の曲っぽくない。高速ラップすぎて、字幕を見ないと歌詞が分からない」(音楽関係者)

元日からユーチューブで公開しているMV(ミュージックビデオ)も凝ったつくりで話題になっている。聞けば「映像監督は椎名林檎の夫の敏腕ディレクターです。リオ五輪閉会式で流れた次期開催地・東京を紹介するポップな映像も手掛けました。GOATのMVは、日本人アーティストにしては近年珍しく制作費をかけている」(同)。

実は、その評判は海を越えているという。

「音楽・映像系ユーチューバーがMVを見て感想を言う〝リアクション動画〟がたくさんアップされていて、海外での反響がすごくいい。こうした動画はよくあるが、良い曲じゃないと取り上げない。ましてやJ―POPなのに、ヒップホップ好きの黒人とかが褒めている。『クレイジーだ』って」(音楽関係者)

海外への〝切り込み隊長〟的な役割を担っているのが平野だ。

「ルイ・ヴィトンとパートナーシップ契約を結び、MVでもヴィトンを着用。1月にあったパリコレのショーにも呼ばれています。またイヴ・サンローラン(YSL)のコスメライン『イヴ・サンローラン・ボーテ』初のアジアアンバサダーに就任。〝アジアの顔〟になり、平野さんはYSLの売り上げにも貢献していると聞きます」とファッション関係者は語る。

GOATのMVについている説明書きはすべて英語。TOBEの公式サイトも、Number_iのページを含め日本語と英語で閲覧でき、海外を見据えているのは明らかだろう。

12日には2枚目のデジタルシングル「Blow Your Cover」も配信リリースした「Number_i」。今後どんな活躍を見せるのだろうか。

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