『花咲舞が黙ってない』第1話、今田美桜&山本耕史が初の臨店 「勇気を贈れたらうれしい」

4月13日より日本テレビ系で放送がスタートする『花咲舞が黙ってない』の初回放送を前に、主演の今田美桜と共演の山本耕史よりコメントが到着した。

銀行を舞台に、不正を絶対に見て見ぬふりできない花咲舞が、弱い立場の人たちのために立ち上がる姿を描く池井戸潤『花咲舞が黙ってない』。2014年、2015年には杏主演でドラマ化され、大ヒットを記録した。前回のドラマ放送後に出版された新作小説を原作にした新たな物語が、主人公・花咲舞役に今田、舞のバディ・相馬健役に山本を迎えドラマ化される。

第1話では、東京第一銀行羽田支店の窓口係を務める花咲舞(今田美桜)は、ある日突然、人事異動を言い渡された。異動先は本部の支店統括部臨店班。相棒の相馬健(山本耕史)のやる気がないのは気になるが、エリート女性行員、昇仙峡玲子(菊地凛子)に憧れを抱いた舞は、本部への大抜擢と大張り切り。昇仙峡は将来の頭取候補である紀本平八経営企画部長(要潤)の懐刀と言われていた。

最初の臨店先は、なんと古巣の羽田支店で、苦手な先輩・根津京香(栗山千明)と再会。臨店の仕事とは支店で起きた小さな問題の解決と指導、皆から嫌われる、誰もやりたがらないものだと知り、舞はショックを受ける。1日目の終わり。舞が暮らす実家の1階で叔父の花咲健(上川隆也)が営む居酒屋で、舞はビール片手に、その日の愚痴を健にぶつける。

がっかりしながら迎えた臨店2日目。臨店班宛てに、羽田支店の藤枝支店長(迫田孝也)と取引先である株式会社エトランの癒着の調査を求める内部告発のメモが届く。送り主はこの支店の誰かに違いないと、舞と相馬は行員たちに聞き取り調査をすることに。昨年までエトランの融資担当をしていた根津に話を聞く中で、舞は根津が何か知っているのではないかと察するが、支店長のイエスマンである根津は、「存じません」の一点張りで話にならない。

根津の態度を不審に思いながらも、聞き取りを終えた舞たちは、エトランのクレジットファイルを確認。決算書類を見ていくうちに、藤枝が支店長になって間もなく、業績に見合わない2億円もの融資を実行していたことを発見。さらに、そのすぐ後に、1千万円の不審な外注費が支払われていることが判明した。告発文の真相に近づいているようだが、書類を見る限り、これ以上のことはわからない。すると舞は「直接聞いてみるしかないってことですよね」と、支店を飛び出す。エトランに到着した舞は、知り合いの経理担当の大沢あゆみ(山田真歩)に頼み込み、社内の書類を見せてもらうが、そこには……。

初回放送を前に、今田は「花咲舞は正義感がとっても強い子なので、困っている方を見るとじっとしていられない。その舞ちゃんに私も勇気をもらいながら演じているので、見ている皆さんにも勇気を贈れたらうれしいです!」とコメント。

山本は「スカッとする活劇モノでもある。いろんなことが言いたくても言えない時代の中で舞が活躍していく様っていうのは、まさに僕らの心を洗ってくれる。そんなドラマになっているので、ぜひ皆様ご覧ください!」とコメントを寄せた。
(文=リアルサウンド編集部)

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