普代村公用車のEVをカーシェア トヨタレンタリース岩手と

元持雅行社長(左)から鍵のレプリカを受け取る柾屋伸夫村長

 普代村とトヨタレンタリース岩手(元持雅行社長)は13日、カーシェアリングサービスを始める。平日は村公用車として使う電気自動車(EV)を、土日祝日に一般向けに貸し出す。村民へのEV普及やカーボンニュートラルを進めるとともに、地域交通の利便性向上や観光の促進につなげる狙いだ。

 村役場で9日、サービス開始式を行った。元持社長(50)が超小型EV「シーポッド」の前で柾屋伸夫村長に鍵のレプリカを手渡し、「新しい技術を積極的に選択しながら、環境に貢献できる車を今後も取り入れていく。まちづくりの一助となれることがうれしい」とあいさつした。

 トヨタのサービスを利用した市町村の公用車貸し出しは、北東北で初めて。専用アプリをダウンロードして会員登録すれば、スマートフォンだけで予約、利用、精算まで完結できる。

 利用料金は15分220円。

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